歯磨きの後うがいしない予防⁉︎|福山市御門町の歯医者 やまもと歯科

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歯磨きの後うがいしない予防⁉︎

2022.10.25

こんにちは!歯科衛生士の山本です🙋‍♀️

 

先日TVでフッ素について特集していました〜😆

最近はTVで予防歯科について取り上げられることも増えてきて嬉しいです!

 

この前TVで言っていた内容は

『歯を強くしたいなら歯磨き粉で歯を磨いた後うがいをしないで吐くだけにすること!』

と言った内容でした。

TVは誇大広告なことも多いのですが今回は確かに!と納得しました😎

最近は虫歯予防として市販の歯磨き粉に1450ppmなど高い値のフッ素が配合されているものが多いのですが

実は確かに…うがいしたらあまり効果がないのです。

なぜならフッ素は水で溶けるからです。

 

もちろん歯を磨いている間に多少は歯に取り込まれるので

無駄にはなっていませんがほとんどうがいで流れていくと思います。

 

要は歯磨き粉に多くのフッ素が含有されてますよ!

と書いてあるものを普通に使っても

フッ素の効果は最大限には活かせてないということなのです(T ^ T)

 


〜DH美奈の豆知識🌻〜

フッ素はppmという単位で表記します。

歯磨き粉の裏面に200ppmや500ppmといった感じで書いてあると思います。

これは数値が大きくなるほどたくさんフッ素を含有しているということです。

ご自宅にある歯磨き粉の裏をぜひみてみてくださいね!


 

やまもと歯科ではブラッシングやクリーニングをした後

フッ素塗布を行い30分は飲食・うがいは控えてもらうよう伝えています。

他の歯医者さんもブラッシング、クリーニングの後にフッ素を塗ってくれると思います。

なので本当は歯磨き粉とフッ素は別々で使ったほうがベターなのです✨

ですが患者さんが日常ででフッ素を生かそうと思ったら

歯磨き粉の中にフッ素が含まれているので

うがいでフッ素を流さないほうが効果が出る🤩!ということです。

 

子供がうがいができないうちのフッ素の利用は大丈夫ですか?

と聞かれることがあるのですが

結論から言うと大丈夫です👍

もちろんフッ素も薬ですから大量にとると毒ですが

市販で売っているものは多くても1450ppmですからあまり心配はいりません。

歯科で予防のために塗るフッ素は9000ppmで

一般方が購入できる10倍くらい高い濃度のものです!

目安としてうがいや吐き出すのがが難しい場合は500ppm以下のもの

6歳以下のうがいや吐き出しができる場合は950ppmくらいのものをチョイスするといいと思います。

海外では水道水に積極的にフッ素を入れていたり、元々土地にフッ素が含まれていて作物にフッ素が含有されているものを食べている国も多くあります。

海外では幼少期から日常的に使われているものなので過度な心配は要りませんよ🌠

 

私はTVを見て納得したもののよくよく自分を振り返って考えたら

たまーに無意識でやってました😏🍀

意外とスッキリしますからやってみてください😁

TVではそれで虫歯は防げると言っていましたが

補足するとフッ素は歯垢で汚れた面には効果がありません⚡️

汚れが取れてツルツルになった面にフッ素がつくことで初めて作用するので

フッ素を舐めてるだけでは虫歯になりますよ〜💣

ブラッシング、フロスで汚れをきちんととった上で初めてフッ素の効果が輝きます💖

虫歯の原因はプラーク(歯垢)ですから汚れを落とすことが虫歯予防で一番重要です😈

フッ素だけに頼らずブラッシングやフロスも一生懸命やりましょう❗️

 

今回のTVは自宅でのブラッシングによって虫歯を予防することに論点が集中していましたがTVで紹介されていたスウェーデンでは歯科医院でのメンテナンス受診率90%以上です。

ちなみに日本のメンテナンス受診率は2%以下😓

スウェーデンの80歳は25本以上歯が残っていて

日本は9本以下以下だそうです⤵️

 

歯科先進国スウェーデンとは大きなギャップがありますよね😳

メインテナンス受診率が残存歯数に大きく影響していることが見てとれると思います。

自宅でのブラッシングによるセルフケアももちろん重要ですが

スウェーデンのように歯科医院でのクリーニングも行って初めて虫歯予防が成り立つものだと思います。

 

今の医学では実在しませんが

将来お口の中の悪い細菌をゼロにしてくれるお薬が開発されたら

世の中から虫歯や歯周病はなくなるのになぁ(そうなったら私、仕事なくなるな…笑)

と日々思いますが現状はないのでみなさん一生懸命磨きましょうね😤!

私もみなさんの健康のお手伝いができるように一生懸命働きますd( ̄  ̄)笑

 

歯周病について

歯周病は、歯科の三大疾患の1つで歯をなくす原因でもあります。
重症化することで、全身疾患とも深く関係してきます。
当院の歯周病治療の考え方については、「歯周病ページ」をご覧ください。