TCH(歯列接触癖)について
こんにちは!
福山市御門町のやまもと歯科、歯科助手の辻です👧🏻
最近の楽しみは木曜日ドラマを見ることです☺️
さて今回は、歯にかかる力についてお話しようと思います
ところで、みなさん、今、上の歯と下の歯はくっついていますか❔
今まさにくっついているという方は、「TCH」が疑われます。
是非最後までお読みくださいね!
TCHとは
みなさん聞きなれない言葉かもしれません。
T(Tooth =歯) C(Contacting=接触)H( Habit=癖)
の略です。
つまり歯と歯を接触させる癖ということです。
ヒトは本来、食事や会話の時以外の安静時には、上下の顎の歯の間には一定の間隙があると言われており、これを安静空隙といいます。
安静時には上の歯と下の歯はわずかに隙間を保っているのが正常だということです。
しかし、TCHがあるヒトは、安静時にも、歯と歯が接触しているため、お口やお口の周りの組織が疲労したり、
破壊され、知らない間に少しずついろいろな問題を引き起こすことに繋がる場合があるのです。
「食いしばり」が良くないというイメージはわかりやすいかもしれませんが
実は「TCH」は、軽い力であっても、長時間にわたって続くものなので、様々な問題の原因となっていることがあります。
無意識に起きていることが多く、実際、TCHがある人の多くは、この説明をして初めて自覚することが多いです。
TCHが引き起こす悪影響
顎関節症、肩こり、頭痛、姿勢の歪み
虫歯、歯周病の悪化、歯の摩耗、歯の破折、歯の痛み、知覚過敏、歯肉の退縮
などが挙げられます。
TCHの原因
原因は様々あり一概には言えないのですが、一つは、ストレスも関わっていると言われています。
ストレスを感じている時、緊張してる時など起こりやすいです😵
私は集中している時も食いしばってしまっています😞💦
また、物理的な要因としては上下の噛み合わせが合っていないことがあります。
その場合は歯医者さんでしっかりと検査してもらうのが一番だと思います☝️✨
TCHの改善の仕方
「癖」なので、本人が意識しない限りなかなか治りませんが、一つ有効な方法として「張り紙法」が挙げられます。
「歯を離す」「力を抜く」などとメモ用紙やポストイットに書き、家の中や仕事場などの目につく場所に貼っておきます。
貼り紙をしたら、一旦貼り紙のことは忘れてしまいましょう☝️
ふとした時に目につくと「あ!!気をつけなくては😵」となりますよね笑
それの繰り返しで普段はTCHのことは忘れ、貼り紙を見た時だけTCHを意識して力を抜くようにしましょう🤗
今、上下の歯隙間が無いな…と思った方はまず、隙間を作ることを意識してみること❗️
これが重要です💡
「もしかしたらHCHかも😬」と思われる方は少し意識していただければと思います🌷
福山市 やまもと歯科