お口のトラブルチェック!
- 歯磨きのときに歯ぐきから出血する
- 歯ぐきにかゆみを感じる
- 歯ぐきに腫れがみられる
- 以前より歯が長くなったようだ
- 歯ぐきに痛みを感じる
- 歯が揺れる
- 歯と歯の間に隙間ができてきた
- 前回の歯の定期検診から半年以上経過している
- 口臭がある
- 歯ぐきが赤い
歯周病とは
歯周病とは、歯科の三大疾患の一つで日本人に多い病気です。
歯を支えている歯肉が腫れたり、骨が溶けてしまうなど、限度を越えて悪化するとどんなに一生懸命に治療をしても手遅れになるかもしれません。
症状を感じにくいので、定期検診を行い、早期発見・早期治療をする事が重要です。
当院が歯周病治療で
選ばれる理由
歯周病は歯を支える歯周組織が破壊される病気です。予防できる病気ですが、一度進行してしまうと的確に処置をしないとご自身の歯ブラシだけでは治癒しません。
また自覚症状が出だした頃には進行が進んでいる可能性があります。
徹底した検査と資料採取
歯周病治療は正確な診査と診断から始まります。当院では正確な診断のため検査と試料採取には特にこだわっております。ここではそれぞれの検査の目的について説明します。
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口腔内カラー写真撮影
口腔内カラー写真撮影は,歯茎や咬み合わせの状態を正確に記録することができます。
さらに初診時と治療後、継続的な管理の施術の写真を比較することにより、治療による変化を客観的に評価できます。患者さんにとっても自分では見ることができないお口の中を見ることができるので治療の必要性や治療計画の具体性が離解しやすく、納得してから治療に入ることができます。
また歯ブラシの練習にもとても便利です。
保険診療では5枚まで撮影することができますが、当院は5枚では不十分と考えるため、追加分は無償で、様々な角度から必ず12枚撮影します。 -
歯周ポケット検査
歯と歯茎の間の溝の深さを測り、歯周組織の炎症と破壊を数値化します。歯周ポケット検査は必ずトレーニングを受けた歯科衛生士が行います。
歯科医院によっては1本の歯に対し、1箇所の測定しか行わない医院もあります。
しかし1本の歯でも頬側は正常でも舌側は重度のこともあります。そのため、歯周病の進行の見落としがないよう当院では必ず頬側で3箇所、舌側で3箇所、合わせて6箇所の点で歯周ポケットを測定します。
もし28本全ての歯がある場合、6×28=168箇所の測定ポイントで評価します。時間はかかりますが正確な診断のためには欠かせません。 -
デンタルレントゲン撮影
歯科医院によってはパノラマレントゲンのみで診断を行う医院もありますが当院では歯周組織の状態がより正確に診断できるデンタルレントゲン撮影を行います。
パノラマ撮影と比較して、お口の中にフィルムを入れて撮影するため患者さんはややしんどいですが、歯周病治療を行うに当たって絶対に欠かせない検査であると考えています。 -
CT撮影
デンタルレントゲンはパノラマに比較するとかなり細かい診断ができますが、3次元である生体を2次元の画像に映し出した、いわゆる影絵です。
骨が分厚い部分や、副鼻腔などが邪魔をし、読影を妨げることもあります。また、歯茎から始まる「辺縁性歯周炎」と、歯の根っこ(根尖)から始まる「根尖性歯周炎」が併発している場合、辺縁性歯周炎の治療のみでは治らないため、根尖周囲の病態把握も必須となります。
デンタルレントゲンや歯周ポケット検査などの結果を照らし合わせ様々な角度から病態を検証し、歯や骨の形態をより正確に把握したいと判断した場合は、CT撮影を追加で行います。
チームで戦う歯周病治療!
歯科医師だけでは歯周病には立ち向かえません。当院では歯科医師と歯科衛生士、歯科助手、そして患者さんがチームとなって歯周病と戦います。
そのためにはチーム全員が同じ目標意識を持ち、モチベーションを維持し一歩一歩着実に治療を進める必要があります。
なぜなら、歯科治療はステップステップの積み重ねであり、全てに精度が求められるので丁寧にすれば必ず時間がかかります。
患者さんにとってはモチベーションと医院に対する信頼がなければ継続できないでしょう。
歯科医師だけでは歯周病には立ち向かえません。
当院では歯科医師と歯科衛生士、歯科助手、そして患者さんがチームとなって歯周病と戦います。そのためにはチーム全員が同じ目標意識を持ち、モチベーションを維持し一歩一歩着実に治療を進める必要があります。なぜなら、歯科治療はステップステップの積み重ねであり、全てに精度が求められるので丁寧にすれば必ず時間がかかります。患者さんにとってはモチベーションと医院に対する信頼がなければ継続できないでしょう。
歯周外科の技術
軽度の歯周病はスケーリングやSRPといった初期治療で改善する場合がほとんどです。しかし、重度の歯周病の場合、歯周外科を行うことがあります。
歯周外科は様々な術式がありますが、最も代表的なものに歯肉剥離掻爬術というものがあります。この手術は、歯肉を開いて歯根面を露出することによって、明視下において歯石の取り残しを除去できます。また、同時に歯槽骨の形態や歯肉の厚みをコントロールすることで、治癒しやすく、継続的な管理がしやすい内部環境の構築を行います。 そのほかにもエムドゲインを用いた歯周組織再生療法、根面被覆術など難易度の高い手術も多く手がけております。
当院が患者さんにご提供するおすすめポイント
当院ではむやみに抜歯を行わず、患者さんご自身の歯をできるだけ残す治療を心がけております。
歯周病が進行すると歯が揺れて出血しやすい状態になりますが、患者さんに歯を残したいお気持ちがあれば、それを尊重し最善を尽くします。
再生療法などを用いることで、歯周病の進行を食い止め、改善を目指すこともできます。
また、歯周病のケアのためには継続的な管理が大切です。当院では3~6ヶ月に1回の通院を推奨しております。歯周病対策には何より予防が大切ですので、ぜひ当院をご利用ください。
歯周病と全身疾患の関係性
歯周病を治療せずに放っておくと、やがては細菌が体内にまで入り込みます。糖尿病の悪化や動脈硬化の原因にもなりますので、身体そのものへの悪影響が懸念されます。
特に、糖尿病の方の歯周病の割合は、一般の方と比べると2~3割程度高く、注意が必要です。
また、歯茎の炎症部分からは、インスリン作用を妨害する物質が絶えず作り続けられているため、糖尿病の進行が早まります。 生活習慣の見直しや、規則正しい生活を送ることが大切です。
歯周病の検査
「歯ぐきから出血する」「口臭が気になる」「口の中がネバついている」などの症状はありませんか?
もしかすると歯周病かもしれません。特に、長い間歯科医院を受診されていない方は、知らず知らずのうちに歯周病が進行している可能性があります。
歯周病を放置していると、やがては歯が抜け落ちてしまいます。ご自身の大切な歯を守るためにも、自覚症状のある方は歯科医院で検査を受けてください。
当院では治療の開始前に、ポケット測定、口腔内写真、レントゲン撮影などを行い、歯の状態を正確に見極めてから治療計画を立てます。
歯周病治療の流れ
大きく分けて4つのステップに分けられます。
それぞれのステップの前には必ず歯周ポケット検査を行い、次のステップの処置が必要かどうかの評価を行います。
軽度の歯周病の方はステップ1で終了しますし、重度の方はステップ4まで進むこともあります。
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スケーリングと歯ブラシ指導
スケーリングとは、歯に付着したプラークや歯石を除去する治療のことです。軽度の歯肉炎や歯周炎であればスケーリングだけで治癒することもあります。超音波式のもの、あるいは手用のスケーラーという器具を用いて行います。
スケーリングと同時に、歯ブラシ指導を開始します。そもそもの原因である歯ブラシを改善せずに歯石除去だけを行っても、根本的な問題解決にはならないからです。歯磨きのプロフェッショナルである歯科衛生士が、その方の苦手な部分を分析し、その患者さんに適した指導を個別に行います。 -
SRP
SRPとは、スケーリングとルートプレーニングを合わせた略称です。歯肉縁下(歯茎の内部)の根面に付着した歯石を除去し、その後、根面を滑沢に仕上げるます。こうすることで汚れが付きにくくなり、また歯茎が再度根面にくっつきポケットが減少しやすくなります。
専用の手用のスケーラーという器具を用いて行います。一般的に全ての歯が残っている型では4回〜6回の来院が必要です。 -
歯周外科
歯周外科とは、深い部分の歯石を除去したり、歯肉や骨の形態の問題を修正する時、骨などの歯周組織を再生したりすることを目的として行われます。
ただ、すべての方が完治するとは言い切れず、歯や歯肉、骨の形態によっては不適応となる場合があります。
また、効果を実感できるまで多少時の時間が必要です。 -
継続的な管理
歯周病は治療が終わっても、ご自宅での正しいケアを怠ると再発してしまいます。
歯垢が固まり歯石になると、歯磨きだけでは落とすことが難しくなります。歯周病を再発させないためにも、歯科医院で継続的な管理を受けることをおすすめします。
継続的な管理の重要性
歯周病の再発を防ぐためには、正しいブラッシングで行う。ホームケアが重要となります。自分ではキレイに磨いたつもりでも隅々まで汚れを取ることは難しいと思います。
患者さんご自身だけでは清潔な状態を保つのが難しい場合は、歯科医院での定期検診をおすすめします。患者さんの歯肉縁下を清潔な状態に保ち、歯周病から歯をお守りします。