レントゲン撮影(デンタルエックス線撮影)について|広島県福山市御門町の歯医者

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レントゲン撮影(デンタルエックス線撮影)について

今回はレントゲン検査について主に、歯科用のデンタルエックス線撮影について、お伝えします。

歯科医院では様々な検査を行いますがその中のひとつがレントゲン検査です。

硬組織(歯や骨)の状態を、表層から肉眼では見ることのできない深部まで観察する事ができ、虫歯や歯周病の状態を把握するための有効な検査法です。

レントゲン検査には主に

デンタルエックス線撮影 パノラマエックス線撮影 セファロエックス線撮影 CT撮影

などがあり、それぞれ利点、欠点があり、目的に応じて使い分けられています。

 

その中でもデンタルエックス線撮影は歯科におけるもっとも基本的なレントゲン検査です。

デンタルエックス線撮影は約3cm×約4 cmのフィルムをお口の中に入れて撮影するため、患者さんにとっては苦しい方もおられます。

撮影範囲は狭いですが、歯、歯周組織、歯石の状態、根管治療の状態、被せ物の適合などが最も詳細に観察できます。

フィルムの位置付けやエックス線の照射方向などは術者が設定するため規格通りに撮影するためには技術が必要です。

 

理想的なデンタルエックス線像は以下の項目を満たしたものを言います。

  1. 被写体がフィルムのなかに完全に収まっている
  2. 被写体の両隣在歯が完全に写っている
  3. 咬合平面がフィルム縁と平行に近い状態にある
  4. 被写体が実物大で変形していない
  5. 被写体のそれぞれの線が鮮明かつ明瞭である  

これらを満たすためには、場合によっては患者さんにはご迷惑ですが、再撮影をさせていただくこともあります。

適切な診断のために、妥協は許されないので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

できるだけそうならないよう、今後、技術の向上に努めてまいります。

 

赤矢印→歯槽骨

青矢印→歯

緑矢印→メタルインレー(銀歯の詰め物)

 

 

規格性のある撮影とは

初診時から、治療中、定期的なメインテナンスと、時系列にレントゲン画像を並べた際に、常に一方向から撮影がされているということです。

これは定点観察ともいい長い長いメインテナンスロードの中での、虫歯や歯周病などの細かい兆候にいち早く気づくためと、術者が自身の治療のフィードバックをするためには必須と考えております。

 

 

レントゲンはいつも同じ大きさ、同じ方向から撮影する必要があります。
右のりんごと左のりんごはカメラの方向がたった10度ほど違うだけですが、写り方はこんなにも違います。
全く同じリンゴでも、ここまで写り方が違うと、この写真の比較に客観性は乏しくなってしまいます。

 

 

もっと言えばレントゲンは白黒写真なので、さらに分かりにくいです。

左のリンゴが歯で、かじったところが虫歯だとすると、ひょっとすると左のレントゲンでは虫歯に気づかない可能性もあります。

 

デンタルエックス線写真1枚の撮影では、お口の中全ての歯を撮影する事ができないため全体的に把握する際には

10枚法や14枚法という撮影方法を行います。

ただでさえ時間がかかって患者さんにとっては疲労感もある検査を10枚や14枚撮影するわけですから、初めての方は大変だとは思います。

ちなみに同様に全ての歯を観察でき、顎の骨や頭蓋骨の状態まで把握できるパノラマ撮影という方法もありますが、

当院では、ほぼ撮影する事はありません。

理由は、当院を受診される患者さんは、歯周病や虫歯などの問題を抱えてらっしゃる方が多く、

細部の診査、診断、定点観察という点ではまだデンタルエックス線撮影に勝らないと考えるためです。

左がデンタルX線写真、右がパノラマエックス線写真です。

 

パノラマX線写真の、赤枠で囲んだ部分 が左のデンタルX線写真に当たる部分です。

 

パノラマエックス線写真は、以前よりは画質も上がり、かなり細かく見ることができるようにはなりましたが、

まだまだディテールに関してはデンタルX線写真には勝てないと考えます。

そのため当院では全体的に虫歯や歯周病の検査をするのであればデンタル10枚法を基本と考えます。

パノラマ撮影のみで治療を行うことはしません。

 

 

 

デンタル10枚法の例

47歳男性  主訴:全体的に治してほしい

青矢印・・・補綴物(被せ物)の適合不良(隙間や段差がある状態)

赤矢印・・・歯石の付着

緑矢印・・・むし歯

青まる・・・根尖病変(根っこの先の病変)

黄色矢印・・・欠損(歯がない状態)

欠損部にはインプラント治療を提案いたしましたが、患者様の御意志により、

ブリッジで対応しました。

根尖病変、歯石、むし歯などの問題を一つずつ解決していき、最終的にブリッジやクラウンにて補綴しました。

 

治療終了2年後の状態です。よく噛めるようになり、患者さんはとても満足されています。

しかし実は、青丸の部分は根尖病変が縮小傾向にはありますが、完治していません。

症状は全くないため、今後も定点観察をしながらメインテナンスを継続する必要があります。

もし、この部分に悪化の兆しが見られたらすぐに対応するように準備はできております。

患者さんもそのことはよく理解されていますので1年に一回のレントゲン撮影に快く応じていただけます。

 

 

まとめ

歯科治療をさせていただくということはその方の今後の一生に関わるということと思います。

そう考えると、デンタルエックス線の撮影は奥が深いことが分かります。

撮影した画像は患者、術者の両者にとっての共有の財産であり丁寧に管理すべきと考えております。

1枚のデンタルエックス線写真を見れば、その臨床家の信念が分かると言われた先生がおられますが、

まさにその通りだと思って日々診療に当たっております。

やまもと歯科では医院全体でその価値を理解し、チームとして資料を大切にする感覚を持っております。

そのため、1枚のレントゲン撮影に誠意を込めて、こだわって撮影をさせていただきます。ご理解いただけると幸いです。

 

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