症例26 右上第一大臼歯にインプラントを行った症例|福山市御門町の歯医者 やまもと歯科

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症例集

症例26 右上第一大臼歯にインプラントを行った症例

 

47歳女性の患者様です。他歯科医院にて右上の第一大臼歯を抜歯した数日後、その後の治療方法について相談したいということで当院を来院されました。

写真は初診時のものです。

欠損補綴としてブリッジ、部分床義歯、インプラントの選択肢をご提示したところ、患者様はインプラント治療を選択されました。

インプラント、入れ歯、ブリッジの比較についてはこちら

 

 

 

治療後の写真です。右上第一大臼歯にインプラント治療を行いました。

インプラント治療を要する際、インプラントを埋入するための十分な既存の骨の量が不足していることがあり、大なり小なり、硬組織(骨)または何組織(歯肉や粘膜)の増生が必要になることが多いです。

本症例のように、上顎臼歯部の場合、上顎洞(上顎骨体の中にある空洞。副鼻腔の中で最も大きく鼻腔と交通する)の形態や大きさ、後上歯槽動脈など解剖学的制約が多くそれらをクリアする戦略が必要です。

今回は上顎洞挙上術(インプラント治療前処置として歯槽骨頂から上顎洞底までの距離が短い場合に行う手術)を行いました。

 

 

初診時とオペ直前と直後のCT画像の比較です。

初診時は他院様で抜歯された直後であり、上顎洞粘膜が厚く腫脹していることがわかります。(黄色矢印の薄い灰色の像)

オペ直前の時点で、上顎洞粘膜の腫脹していた像は消失しており、初診時の炎症像は、歯性上顎洞炎(根尖性歯周炎や辺縁性歯周炎が原因となり上顎洞に細菌感染が起こった化膿性炎症)であったと考えられます。

 

オペ直前の時点で、インプラントを埋入するための骨の厚み(緑色矢印)が不十分であったので、上顎洞挙上術を行うこととしました。

上顎洞挙上術は、インプラント治療前処置として、歯槽骨頂から上顎洞底までの距離が短い場合に行う手術法です。上顎洞底の粘膜を剥離し、挙上してスペースを確保し、必要に応じて自家骨、人工骨などの骨補填剤を填入して骨増生を行います。

上顎洞挙上術は挙上するためのアプローチの仕方としてサイナスリフトソケットリフトがあり、既存骨の量や質、上顎洞の状態、血管の走行などを考慮し、治療方法を選択します。

本症例においては埋入窩(骨にインプラントを埋入するために形成する穴)から直上の上顎洞底(上顎洞の底部)を挙上するソケットリフトを方法を選択しております。

 

 

 

 

 

 

初診時と治療後の比較です。

不幸にも歯を失ってから来院された患者様ですが、インプラント治療によりあたかも自分の歯が元どおりになったかのような状態を取り戻すことができました。

患者様はとても喜ばれ、当院としてもとても良かったです。

本症例においては、欠損部の遠心隣在歯(奥側の隣の歯)は生活歯(生活歯髄を有する歯)であり健康な歯質が多く残っている状態でした。

欠損部に対する治療法として、部分床義歯(部分入れ歯)やブリッジより、インプラントを選択することで、右上第二大臼歯の不要な歯質の削合(歯質を削ること)が避けれたという点、患者様のQOLが向上できたという点では、非常に有益な選択であったと考えております。

歯科治療は医院側と患者様の二人三脚です。患者様のしっかりと治療して良くなりたいというお気持ちと、こちらの意向に対するご理解とご協力がなくては良好な結果は得られません。患者様のご協力に心から感謝申し上げます。

これからも残った歯を守るための一手段として、安心、安全なインプラント治療を提供すべく精進してまいります。

歯周病治療、インプラント治療にご興味のある方はいつでもご相談ください。

 

福山市 インプラント治療 やまもと歯科

 

 

 

本症例の詳細

主訴:右上の抜歯された部分を治療してほしい

診断名:右上第一大臼歯 欠損

年齢 :47歳(初診時)

性別 :女性

治療期間・回数: 約1年・  回

治療方法:右上第一大臼歯欠損部に、インプラント一次オペと同時に、上顎洞挙上術(ソケットリフト)を行った。その後二次手術を経て、上部構造を装着し咬合回復を行った。

費用:上顎洞挙上術および骨増生 税込110,000円  インプラント治療 税込440,000円(3ヶ月〜6ヶ月毎のメインテナンスの受診を条件に、保証期間内の通常使用による破損には補修対応いたします)

デメリット・リスク:

上顎洞挙上術、骨増生、インプラント治療は外科処置を伴うため、手術後に、まれに唇、舌、頬、歯肉などの感覚麻痺が発生する場合があります。 また、近接歯、顎、上顎洞、鼻腔に対する炎症、疼痛、過敏症、組織治癒の遅延及び顔面部の内出血(紫斑や黄斑など)が起こる可能性もあります。術後は周囲の組織が腫れることがありますが、殆どの場合、1週間程度で傷口は治ります。

・術中に、歯や骨の状態により手術内容が変更となることがあります。

・喫煙、飲酒は正常な治療の妨げとなりますので術後1週間は控えてください。

・術後に処方する薬剤の服用により吐き気、めまい、眠気、咳、お腹が緩くなるなどの一時的な副作用が現れることがあります。

・治療後の長期安定性は、口腔衛生状態、喫煙の有無、喫煙者の協力度、咬合力、咬み合わせ、骨量、歯肉量、歯磨きの状態等により変化します。また口腔内を維持するためには定期的なメインテナンスが必要になります。

・本症例はインプラント治療の一例であり、手術回数、手術方法、上部構造の固定方法、治療期間など症例ごとに異なります。

また全ての症例が同様の結果となるわけではございません。

・欠損部に対する補綴治療は、部分床義歯、ブリッジ、ダイレクトブリッジ、インプラントなど、様々な選択肢があります。

どれが優れた手法というわけではなく、症例に応じて適切な手法を選択する必要があります。