症例9 上顎前歯部に対してジルコニア冠およびダイレクトボンディングにて審美改善を図った症例|福山市御門町の歯医者 やまもと歯科

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やまもと歯科 症例集 『一期一歯』

症例9 上顎前歯部に対してジルコニア冠およびダイレクトボンディングにて審美改善を図った症例

27歳男性

前歯を綺麗にしたい、ということで当院を来院されました。

 

 

初診時の写真とレントゲンです。

右上の前歯はセラミック冠が入ってますが他の歯とくらべて色が濃いことがわかります。

患者様は、写真を撮った時にセラミックの前歯1本だけが、浮いた感じで写ってしまうと言われておられました。

 

 

大きく拡大してみてみると、色だけでなく、透明感や、形にも違和感があるのがわかります。

前歯は基本的に左右対称の形が審美的であると言われております。

しかし、反対側の歯は元々の形が細く、この歯の形と、左右対称に形を作りなおしたら、2本とも細い歯になってしまい

すきっ歯になってしまいます。

 

 

そこで、黄色の部分にダイレクトボンディングという方法を選択しました。

黄色の部分に直接、樹脂を接着させ、歯の形態を変えてしまうという方法です。

ダイレクトボンディングのいいところは、ご自身の歯を一切削ることなく、歯の形を修復できるという点です。

黄色部分を足したあと、青矢印のセラミック冠は左側の歯の形とできるだけ左右対称に作製する治療計画としました。

矯正治療もご提案しましたが患者様は、2年前に矯正治療を受けたばかりということで、現時点では矯正治療はなしで

この計画で行いたいと言われました。

 

 

右上のセラミック冠を作製するため、歯肉圧排という操作を行なっているところです。

歯と歯茎の間に専用の糸を挿入することで、一時的に歯茎を押し広げ、歯茎の近くの歯の形を正確に型取りすることができます。

 

 

最終的なセラミック冠を装着した直後の状態です。

完全に左右対称にすることはできませんでしたが、患者様には喜んでいただけました。

しばらくは仮付けで生活していただき、見た目と噛み合わせと、歯茎の状態が問題ないと判断したところで

最終的な接着剤で接着する予定です。

 

 

 

本ケースにおける詳細

主訴 :前歯を綺麗にして欲しい

診断名:上顎前歯審美障害

年齢 :27歳(初診時)

性別 :男性

治療期間・回数: 約3ヶ月・約10回

治療方法:左上中切歯に対しては、治療前に印象採得を行い、研究用模型を作製した。模型上で左上中切歯のシュミレーションをワックスアップにより行い、その状況を口腔内に再現するためのシリコーンガイドを作製。コンポジットレジンにて歯冠幅径を増大し離開部を閉鎖して修復を完了。右上中切歯に、感染根管治療後、レジンコアにて支台築造を行い、ジルコニア冠にて歯冠修復を行った。。

費用: ジルコニアクラウン 税込110,000円 ダイレクトボンディング税込33,000円

3ヶ月~6ヶ月毎のメインテナンスの受診を条件に、保証期間内の通常使用による破損には無料で補修対応致します。

ダイレクトボンディングのメリット:

コンポジットレジンとは、セラミックスの微細粒子と光をあてると硬化する合成樹脂(レジン)とを混合して作られた修復材料であり、歯に強く接着して一体化し、自然の歯の色に近い修復が可能な治療法です。また、金属やセラミックスに比べて強度は低く、破折や摩耗の可能性があるため、歯科医院での定期的な確認や調整が必要です。人体への材料による副作用はありません。また、歯の削合を行わないためMI(低侵襲な治療)のコンセプトをもつ治療方法と言えます。短期間での治療が可能(処置自体は1時間程度)です。

 

リスク・副作用

根管治療により、術中、術後に痛みや違和感が出現する場合がある。

通常の根管治療において奏功しない場合、外科的処置や抜歯が必要になる可能性がある。

経年的に歯根破折が起き、抜歯が必要となる可能性がある。

失活歯は歯根破折が起き抜歯が必要となる可能性がある。

修復物は経年的に劣化、磨耗または破損することがあり再製作が必要となる可能性がある。

 

 

患者様は非常に喜んでくださりとてもよかったです。

今後も患者様にとってもっともいい治療方法が提供できるよう努めてまいります!

 

 

歯の見た目のことでお悩みの方はやまもと歯科にお気軽にご相談ください。

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