誤嚥性肺炎とお口の密接な関係👄🦠
こんにちは☺️やまもと歯科、歯科衛生士の沖野です。
先日の水野さんのブログにもありましたが、私も絶賛花粉症中!!でして、毎日体調がすぐれない日が続いています😷
春がきたのは嬉しいのに複雑です…💧
さて、今日は数ある病気の中で、お口の環境と高い関連性が指摘される誤嚥性肺炎についてお話しします。
まず、前提としてお口と体は切っても切れない密接な関係があります。
お口の中で増えた細菌は、主に2つの方法で体の中に入り込みます。1つは唾液と一緒に飲み込まれる形。
もう1つは、出血した歯ぐきなど炎症を起こしているところから血管に入り込むのです。特にこれは、細菌が血流に乗って全身をめぐり、さまざまな病気のリスクを高めます。
では、どんな病気に影響を及ぼすのか…主なもが誤嚥性肺炎です。
誤嚥性肺炎とは、食道を通るべき食べ物や唾液が、誤って気管に入ってしまった際に、異物と一緒に細菌が肺に入り込んで炎症を起こす肺炎のことです。
唾液や食べ物が気管に入り、肺に入り込んでしまう時に、歯ぐきから出血があったり歯がぐらついているなど口の中の状態が悪いと、食べ物や唾液にくっつく細菌の量も増加し、誤嚥性肺炎のリスクが高まります。
近年では、誤嚥性肺炎の死亡者数は年間約4万人と報告されています。ただその数は増え続けており、2030年になると12万人を超えると予測されています。これは、日本の死因で3番目に多い老衰とほぼ同じレベルの数です。
決して他人事ではない病気です。
”細菌の少ないキレイな口腔内”を保つことが、リスクを下げるカギとなります!
全身疾患の予防の為にも、歯科医院での検診・治療・メンテナンスを是非受けて健康に過ごしましょう!☀️
福山市 御門町 やまもと歯科