症例11 右側下顎第一大臼歯に対して感染根管治療および矯正的挺出により保存を試みた症例|福山市御門町の歯医者 やまもと歯科

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やまもと歯科 症例集 『一期一歯』

症例11 右側下顎第一大臼歯に対して感染根管治療および矯正的挺出により保存を試みた症例

45歳 男性

右下の奥歯が痛いということでお見えになりました。

レントゲン上で、右下奥から2番目の根の先に黒い影があるのがわかります。

その他色々な検査で、右下奥から2番目の歯が急性根尖性歯周炎と診断して治療にあたりました。

根管(根の神経がもともと存在していた管)の内部が汚染されていることが原因なので、被せ物を外して根管のお掃除をすることとしました。根管治療のやり直しです。

金属の被せ物が装着されており除去した状態が右の写真です。

金属の土台が装着されているのでこれも除去します。

 

 

 

 

 

 

土台を除去した状態です。土台の内面は真っ黒に汚れて、根管内も真っ黒になって汚染されています。

 

 

 

 

 

 

根管治療後、歯の頭が足りないので矯正的挺出を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

その後、被せ物を装着し、約1年半後の状態です。

まだ経過は浅いですが、根の周囲の黒い影は消失し、痛みもなく良く噛める状態です。

 

 

 

 

本症例の詳細

主訴 :左下の奥歯が痛い

診断名:右下第一大臼歯 慢性根尖性歯周炎 歯肉縁下う蝕

年齢・性別:47歳・男性

治療期間・回数:約4ヶ月・約15回

治療費用:ゴールドクラウン 税込11,000円(治療当時)

治療方法:感染根管治療後、矯正的挺出および歯冠長延長術を行い歯冠修復治療を行った。

デメリット・リスク:

根管の形態が複雑な場合や歯根破折が認められる場合は病態が治癒しない場合があります。

根管治療により、術中、術後に痛みや違和感が出現する場合があります。

通常の根管治療において奏功しない場合、外科的処置や抜歯が必要になる可能性があります。

歯根破折が起き抜歯が必要となる可能性があります。

メタルボンドクラウンは経年的に磨耗または破損することがあり再製作が必要となる可能性があります。

外科処置を伴うため、手術後、まれに唇、舌、頬、歯肉そして歯牙の感覚マヒが一時的に発生する場合もあります。 また、近接歯牙、顎、上顎洞、鼻腔に対する炎症、疼痛、過敏症、組織治癒の遅延及び顔面部の内出血(紫斑や黄斑など)が避けられない方もまれにおられます。 術後、3~4日目になると腫れ止めが切れるため傷口が腫れてきますが、殆どの場合、1週間程度で傷口は治ります。

・術中に、歯や骨の状態により手術内容が予定より変更することも起こりえます。

・処方された薬剤の服用により吐き気、めまい、眠気、咳、お腹が緩くなるなど一時的な副作用が現れることがあります。

・治療後の長期安定性は、口腔衛生状態、喫煙の有無、喫煙者の協力度、咬合力、咬み合わせ、骨量、歯肉量、歯磨きの状態等により変化します。

 

本症例は適切な根管治療、矯正的挺出、歯周外科、補綴治療(被せ物の治療)といった一連の治療をひとつひとつしっかり行うことで、良好な状態を維持できていると判断しています。

 

やまもと歯科では、矯正的挺出に限らず、様々なオプションで歯を残すために全力を尽くします。

他院にて抜歯宣告を受けた方や、歯の保存を強く望まれる方は、ご相談だけでも、いつでもどうぞ。

 

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