歯周病菌と虫歯菌は手を組んで悪さする??
こんにちは!バラ公園🌹の近くにある、御門町のやまもと歯科です🌟
今回は、歯周病菌と虫歯菌の違いについて説明します🦠🦷
虫歯菌も、歯周病菌も、どちらも歯の表面に、汚れや歯垢でできたバイオフィルムというネバネバを形成し、その中でいろいろな菌と一緒に暮らしています。
そのネバネバのヌメリで、歯ブラシや唾液の抗菌物質から守っています。
虫歯菌の作るバイオフィルムは成熟すると、酸が生じて、接している歯の表面からむし歯を起こします。
歯周病菌のつくるバイオフィルムは成熟すると、まわりにある歯茎に炎症を起こして、歯周病を起こします。
2つとも、バイオフィルムをつくり、成熟すると病気を起こすのは同じです!
しかし、住む世界が違うんです💦
虫歯菌の住む場所は、歯の表面。
歯周病菌の住む場所は、歯茎のスキマの歯の表面です。
この住み分けにも、理由があります!!
虫歯菌は、
酸素が好き♥
歯の表面は酸素が届きます。
酸性の環境を好む♥
自ら酸をつくります。
糖質が好き♥
歯の表面には、食べかすなどがたくさんつきます。
歯周病菌は、
酸素が嫌い!
歯茎の中は酸素が入り込みません。
アルカリ性の環境が好き♥
歯茎の中は、歯茎からしみ出る体液や炎症でアルカリ性になっています。
タンパク質が好き♥
血液に含まれるタンパク質や鉄が主食なので、歯の表面の食べ残しは食べません。
このように、生活環境は交わることはありません。両者が手を組んで悪さをすることではないです。ですが、お口の中が不潔だと、両方の菌が増えてしまうので、虫歯にも歯周病にもなりやすくなります。
住む場所が違うということは、歯ブラシで磨く場所も意識しないといけないですね!
歯の表面だけ磨けていても、歯周病菌は増えます。
逆も同じです。
どちらも退治をするために、やまもと歯科では、毛先の違う歯ブラシ2本使いをおすすめしております。
タフト歯ブラシで、歯の表面をきれいにし、システマ歯ブラシで、歯茎のスキマに酸素を入れこむように細かく動かして磨きます。🌟