オールセラミックスを用いた前歯部審美ケース |福山市御門町の歯医者 やまもと歯科

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オールセラミックスを用いた前歯部審美ケース 

2019.01.30

53歳男性

前歯の見た目が悪いので人前で笑えないというお悩みで来院されました。

前歯(右上中切歯)にはレジン前装冠(金属のフレームに樹脂を盛った被せ物)が装着されており、歯茎との境目が黒く変色しています。

レジンは経年劣化が起きる材料であるとお伝えしたところ、体に優しく、長持ちし、虫歯や歯周病の再発が起きにくく、見た目も綺麗なものをご希望されたため、オールセラミッククラウン(金属を全く用いない、セラミックのみで作成された被せ物)による補綴処置を選択しました。

 

術前のレントゲン写真です。レントゲン上では金属の補綴物(被せ物)は白く写ります。

矢印の部分は補綴物と歯との間に隙間がある状態です。

歯を長持ちさせるためにはこのような補綴物は不適切と言えます。

このままでは、神経の処置をしてあるため虫歯になっても痛みは出ず、自覚症状もないままゆっくりと虫歯が進行していき、歯がなくなっていきます。

きっかけは審美性を気にされてのことですが、今回虫歯も見つけることができたため、久しぶりに歯科を来院されて非常に良かったと思います。

現在はひと昔前と比べ、歯の色だけでなく、形態や長さ、左右の対称性など、患者さんの審美的要求もバリエーションが多くなってきており、歯科医師としてそれらにお応えする際は入念な審査と術前のコミュニケーションが大切になってきます。

この患者さんは歯の色だけでなく形態を左右対称にしてほしいと言われました。術前に歯の縦横比率や歯茎ラインなど、詳しく審査します。

 

 

古い補綴物を除去し、根管治療(歯の根の中の感染物質を除去し、緊密に封鎖する処置)を終え

新しい補綴物を作製するため、印象採得(型取り)をします。

精密な印象採得をするため、歯肉圧排(歯の周りに一周糸を入れ、歯と歯茎の間を押し拡げる処置)をしているところです。

 

左はシリコーン印象を行った状態です。

シリコーン印象は現在もっとも再現性のある印象材料として認められていますが

高価なため、保険診療では一般的には用いられないことが多い材料です。

右は印象を元に作製した石膏模型です。歯肉圧排により、補綴物のマージンが明瞭に再現されています。

 

出来上がった補綴物です。色調の再現が難しかったですが歯科技工士とうまく連携をとることで

審美的な結果を得ることができました。

 

前歯部の審美治療では

治療中、プロビジョナルレストレーション(仮歯)を作製し、適切な形態を模索する期間があります。

今ケースではプロビジョナルの形態をファイナルへうまく移行することができたため、歯周組織に調和した補綴物を作製することができました。

 

当院では保険診療、自由診療問わず、詰め物や被せ物を装着する前に、必ずレントゲンを撮影させていただき

適合に問題がないかを確認します。

もし、術前のように少しでも隙間がある場合は再作製します。

それが患者さんのお口に被せ物を入れる歯科医師としての責任であると考えるからです。

今ケースでは補綴物の適合は右のように良好であったため装着させていただきました。

 

患者さんには、「正直、ここまで綺麗になるとは思っていなかった」と大変満足していただけました。

セラミックは金属やレジンと比較して、錆びたり劣化しにい材料です。

また、表面に汚れがつきにくいため、歯周病や虫歯の再発を防ぐことができ、現在もっとも信頼できる材料であると思います。

今ケースは自由診療ですが、やまもと歯科では保険診療も行っています。

歯やお口のことでお悩みの方はぜひ、ご相談ください。

 

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